なんでゼノグラシアについて考えると
今だにイラッ☆とするのか問題



ロボットの呼称を「アイドル」って事にすれば
アイドルを操縦する人=アイドルマスターってことで
ロボットアニメとして成立するんじゃね?
いいね! それでいこう! ワハハハ! ゲラゲラゲラ!


なんて会話が矢立肇の中の人達の間で繰り広げられたのかどうかは知りませんが。

中学生が初めての同人誌
作ってるワケじゃねーんだぞ!

と嗜める大人がサンライズにはいなかったんでしょーか。

いまだに事あるごとに「黒歴史」扱いされる『アイドルマスターゼノグラシア』ですが、
放送から10年以上経過して、もう当時の状況を知らない、覚えてない人も多かろう。
自分も正直うろ覚え。

中には

「『ガンダム』だって『Gガン』とか『SEED』とかあるじゃん。
設定違う位でなんで黒歴史扱いなの? アイマスP心せまーい」


とか思ってるヤングもいるかもしれん。
そのような感じの発言を見かけるたび、

「若いの、そうじゃぁねぇんだよ………」

といった気分になるし。

「ゼノグラはアイマス云々は抜きにしてロボットアニメとしてみれば良作だよ」

といった内容の発言もときどき見かけます。
そのたびに

どこがだよ! そもそもタイトルに
『アイドルマスター』ってついてんのに抜きにしてって何だよふざ(略)」


といった気分になる。

心せまいですね。

もうずーっと。
10年以上たってんのにいまだに「ゼノグラ」って文言に
イラッ☆
ってなりつづけて、どんどん俺の中のソウルジェム的サムシングが
ニゴってイキ過ぎて、ソレ以上イケナイ、って状態に。
イキ過ぎなのにイケないとはこれ如何に。
うるせぇ。

そんなわけで。
いっそワールドワイドにこの思いを吐き出してしまえば、
「ゼノグラ」って文字列に過剰反応しなくてすむようになるかも? かも?
って思ったので、内なる想いをインターネット上にしたためてみんとす。みたいな。

不毛という他無い行為です。わかってるYO?

「散々アイマスキャラ裸にひん剥いて著作権泥棒してる
お前こそ原作レイプしてんじゃねーか」

とお思いの貴兄もいらっしゃると思います。

実際言われた。

まったくもってその通り。
申し開きもございません。

ただね。
俺もゼノグラシアが単なる2次創作なら別にイラつきゃしませんよ。
アイマスキャラに俺設定勝手にあてはめて同人アニメとして売ったんなら
別に「やりたかったんだろう、その意気やよし」でお仕舞いですよ。

でもゼノグラシアはそうじゃない。

「アイドルマスター」の「最初のアニメ化」として作られた「公式の作品」であり。
その年の2月に発売された家庭用ゲームのXBOX360版「アイドルマスター」との相乗効果を
意図して企画、製作された(はず)の、「アイドルマスター」の大きなお祭であり。
「このアニメがコケたら、アイドルマスターという企画そのものが終わるかもしれない」
っていうある意味その後のアイマスの命運を握ってるアニメだったんです。

なので、個人レベルの著作権侵害エロパロ同人なんかとは比べ物にならん程に
よっぽどタチが悪い!!!!
(個人の感想です)

いまや「アイドルマスター」の名を持つ企画が4つも5つも稼動して、
若手声優の登竜門みたいな言われ方までされて、
熱心なファンですら「全部追っかけんの無理!」という現状しか知らない人達にとっては
想像もつかないかもしれませんが。
 
で。じゃあそもそも当時どんな状況だったのか、というとだな。

======================================

『大人気アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」が待望のアニメ化!』
ってアオリがついた作品がふたを開けてみたら
アイドルほぼ関係ないロボットアニメになってました。

おまえは何を言って(略)
って感じですが、ほんとにそうなんだからしょうがない。

ガンダムで言うなら、
最初(ここじゅーよー)の劇場版が、
地球連邦もジオンも出てこない、
アムロ、シャア達の声優が全員TVタレントになってる、
そもそも戦争ロボットアニメじゃなくなってる、
といった感じ。

SDガンダムや武者ガンダムみたいな雑誌メインの一スピンオフ企画とか、
Gガンダムみたいなガンダムブランドがある程度確立し、
宇宙世紀もののアニメを何本もやった後、
新たな世代のファンを獲得する目的で作られた企画とは
まったく状況も立ち位置もちがうんだよぅ。

ナウなヤングに向けてラブライブで例えるとこんな感じになります。

これまでのラブライブ!
最初はCDの売り上げもアレだった私達……。
それでも地道に歌い続けて、

少しずつ、でも着実にファンの人達も増えてきた!
そして最初のCDデビューから3年。ついに! 
念願のTVアニメ化が発表された!

今まで応援してくれてたファンの人達も大喜び! 
これから一緒に盛り上がっていこうね! 
…………と思ってたらアニメスタッフの偉い人に
ミューズとかスクールアイドルとか全部無視して
ロボットアニメにするんで!

なんたってウチサンライズだし! 
あと声優も全部とっ替えっからシクヨロ!

って言われた………。
しかも。
そのアニメではこれまでの楽曲……
『僕らのLIVE君とのLIFE』や『スノ-ハレ-ション』等は

一切使われないしPVも流れない。
CDやそれまで出てた関連商品のCMも一切しない。
アニメ版の声優さんたちがやってるwebラジオでも
それまでの作品についてほぼ言及されない。

…………何のためのTVアニメ化なの?
私たちこれから一体、どうなっちゃうの~?

って感じ。(あくまで個人の主観によるアレです)
こう書けばヤングの皆さんにも俺がいまだにイラッ☆てなる理由を
なんとなく理解してもらえるかしら?

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ゼノグラシアの放映開始は2007年4月です。
そのちょっと前の2007年1月に家庭用ゲームのアイドルマスターが
Xbox360で発売されました(無印といわれるやつね)。
ゲームセンターのアイマス(アケマス)は稼動開始から1年半たっていて、
撤去される店舗が多くなっていた時期でした。
元々、局地的な盛り上がりはあるものの、
他方でぜんぜん客がつかず設置されたけどすぐ撤去された、なんて話もあったりしました。
ファミ通での鉄拳の原田Pのインタビューでも、アイマスがあんまりに売れなくて
自分は関係ないのにゲーセンのオーナーに文句言われた、なんて言ってます。

ニコ動での異常な盛り上がりもまだ先の話です。
ニコ動がβに移行したのが2007年の1月、
今現在アイドルマスタータグのついた最古の動画のタイムスタンプが2007年3月です。
たしか不具合だかシステムの変更だかで
これ以前に投稿されたものもタイムスタンプがリセットされて
全部2007年3月になった、ような? 

もとい。
もちろんアイマスの次回作なんて影も形も無く。
ゲームの売れ行きも360でギャルゲーにしてはいい方だったと思いますが
大ヒットって感じではなかったですし、ナムコとバンダイの合併の話などもあって、
この後プロジェクトアイマスが続くかどうか
ファンの側からすれば全くわからない状況でした。
そんなわけで、『アイマスのアニメ化』は
当時の『アイドルマスター』という企画におけるおそらく最後の大きな花火であり、
あわよくば360版のゲームとの相乗効果でもう一盛り上がりして
次につながって欲しいという思いがあったワケデスヨ。

ですので、2006年末に公開された最初のゼノグラシアの
ビジュアルイメージ……なんか春香たちの後ろにロボットがいる……を見たPさんたちは困惑しつつも、
「ま、まぁ、春香達がロボットもののドラマを演じてると思えば……」
「製作がサンライズだしそういうアレンジも面白いかも……。
ゲームの衣装にもロボットのパーツとかあるし…」
「まさか声優は変えないよね……?」
なんて言ってたのです。
が、年が明けてキャストが発表され、
声優さんがすべて違う方々、しかも明らかに原作ゲームの声優さんたちより
売れている人気声優さんばかり。
伊織=田村ゆかり、雪歩=堀江由衣ですよ。

……正直ちょっと興味ある………。

いやそうではなく。

これじゃ春香達が演じてる、なんて思えるわけネェダロゥ、ってなもんですよ。

そもそも。
『アイドルマスター』はアイドル志望の女の子を、売れないアイドルから
トップアイドルに育て上げるゲームなわけです。
そして春香たちアイドルを演じる声優さんも、ゲーム内容に合わせて
新人さんや、あまりメインヒロインバンバンやってるって感じではない方々が
キャスティングされていました。
それこそ当時の田村ゆかりや堀江由衣レベルで、
アイドル声優として売れてる人はいなかったのです。
ですので、キャラを演じる声優さんに対しても、
アイマスのゲーム内容のように売れていって欲しいなぁー、
とユーザーが夢想してしまいがちな構造を持ったゲームな訳ですよ。
なんせプレイヤーは「プロデューサー」ですから。
ゲームスタッフもそういう狙いがあったはずで、声優さん自身のエピソードを
そのままゲーム内のイベントにしたりとかしてました。
当時アイマスのラジオはWEBと地上波の2番組あって
声優さんの人柄に触れる機会も多かったし、
律子役の若林さんはアイマス関係ない自分のお仕事で地方に行った時に、
ゲーセンに立ち寄って「あの、私このゲームに出てる声優なんですけど」って言って
筐体にサイン書かせてもらう、なんて営業を
頼まれもしないのに自らやっていたりした
と聞きます。
ライブやイベントでの振り付けも若林さんが中心になって声優さんたちで考えてたり、
衣装も声優さんたちで買いに行ったり、といった話もありました。
そんな話を聞いたら、プレイヤーは当然、中の人により親近感を持ちますよね。

ずいぶん後になって、あずさ役のたかはしさんが「当時は大人たちは何にもしてくれなかった」
なんて発言してました。ナムコのゲームスタッフ側にも全然余裕なかったんですな。

で、だ。
そんなゲームのアニメ化をする際に一番やっちゃいけないコトってなーんだ?

そう、それ。
いまこの駄文に付き合ってくださってるそこのルッキンナイスガイ。
ユーの思ったとおりのコトですよ。

中の人の入れ替えだけはやっちゃダメだったんですよ。
ダメだったんですよ。
ダメだったんですよ。
ダメだったんですよーーーーー!!!!!!

ゼノグラシアはそれをやっちまったわけですな。
その段で、多くのアイマスファンがゼノグラシアに対して持つ感情は
ニュートラルにマイナスですわなJK。

さらにタチの悪い事にですね。
レコード会社が札束でゲーム会社の顔ひっぱたいて権利買って
好き勝手した(かどうかは知りませんが)
どっかの処女姉アニメとは状況が違ったのです。

バンダイとナムコが合併してしまいます。
しかもナムコ側が立場的に弱いと思われる状況で、
実質は吸収じゃないの、みたいな言われ方してました。
当時の役員にナムコ側の人間がいなかったとかなんとか。
まぁその辺の難しい大人の事情のホントのところはよくわかりません。
ともあれ、
原作のゲーム作ったナムコと、
アニメ作ってる元々バンダイグループのサンライズが
大雑把なくくりで言えば同じ会社になったわけです。

製作は『舞Hi-ME』作ってヒットさせたサンライズのスタジオ。
音楽担当の会社もバンダイグループのランティス。
声優さんは売れっ子揃い。
スペック的に売れない理由はありません。

ちなみに
監督の長井龍雪氏はこの後「とらドラ!」「あの花」を
大ヒットさせるなど、
監督した作品は(ゼノグラ以外は)
全部売れたヒットメーカー、と
アニメ業界的にも評価されているとか。

もしアニメがドカンと行けば、
バンダイナムコの今後の方針として
売れてんだか売れてないんだか微妙な原作ゲームより
ゼノグラシアの方を「アイドルマスター」の本家って事にして、
そちら側をプッシュしていくのでは?
さらに言うと、ゼノグラシア版の声優さんたちが
今後「『アイドルマスター』の声優」って事になり、
これ以降のアイマスは原作ゲームの方の声優もゼノグラ準拠になるのではないか?
みたいな心配もありました。

高町なのはの声優といえば北斗南、と思う人は
今となってはそうそういないように(例えとして適当ではない)。

実際、アニメ業界の人達にもそういう認識の人はいたようで(声優交代は別にしても)
https://twitter.com/kiri_nakazato/status/618219855490080769

本当に今となっては笑い話(笑えねーけど)ですけど、
当時は結構本気で心配されていました(と思う)。
実際、ゲームやCDからアニメになる際にキャスト変更が行われて
それまでのファン激おこ(そんな言葉は無かったですが)、
なんてのはちょいちょいありましたし。
処女姉とか。

ちなみに処女姉の云々はこの1年位前です。会社は違えど、
製作側は声優変更が原作ファンにどれほどマイナス感情を引き起こさせるか
知らないはずはなく。
まして、プロデューサーの古里氏は舞Hi-MEやサイバーフォ-ミュラを作った人です。
両作品とも、アニメキャラと担当声優の相乗効果がとても重要な作品でした。
そして前述のとおり、アイマスをメディアミックスするに当たって、
それこそ他のどんなギャルゲーよりも
「声優の変更をしたら原作ファンの支持は得られない」ってのは、
アイマスをちょっと触れば(まして仕事で扱おうとするなら)どんな無能でもわかる事です。
逆に言うと、声優さえ代えなければ、お話や設定を大幅に変えても
「アイマスのキャラクターが出演するドラマ」という見方ができました。
アニメ版のキャスト発表前までは多くのアイマスファンはそういう期待をしていたんです。

それを踏まえて、わかった上で、声優全交代をしたわけです。
どんな意図があったんでしょうね?

アニメが売れさえすれば、大ヒットしてるわけでもない
原作ファンの怒りなど物の数ではない、とか?(邪推)
実績も無い声優に
サンライズのアニメの声はあてさせねー、というプライドがあった?(邪推)
音楽の担当会社のランティスが
原作の声優陣じゃCD売れない、って圧力かけてきた?(邪推)
製作陣は舞Hi-MEシリーズの新作のつもりで
企画進めてたから声優も舞Hi-ME、舞‐乙HiMEの
キャスト陣を踏襲している?(邪推)
そもそもキャスティングありきで企画を進めていた?

原作ゲームの楽曲のCDは日本コロムビアが販売していて、
CDも発売当初は難民が出るくらいには売れてたんですけど
(元々のプレス数が少ないってのもあったんでしょうけど)。
当時、ゼノグラも原作ゲームも声優さんの多くは同じ事務所だったはずなので、
事務所がらみでどうこう、ってな事は無いと思うんですけど。

この辺どういった事情があって声優を変える判断に至ったのか是非知りたいものです。

さらにおかしなことに。
原作ゲームもゼノグラも、アニメ放映前から声優さんが出演する
番組をラジオやWEBでそれぞれやってたんですが。
普通なら、番組の最後に「アニメ絶賛放映中です!」とか
「360版ゲーム発売中です!」とか毎回必ず宣伝しますよね?
お互いのラジオに声優なりスタッフなりがゲストで来るとかして
「アイドルマスター」って企画をゲームとアニメ両方で盛り上げていこうとしますよね?
てゆっかアニメ化ってその為にこそ、する物なんですけど。

全くそういうことがない。

原作側もゼノグラ側も不自然なまでに
お互いの作品についてほぼ言及しませんでした。
もちろん互いの声優さんやスタッフさんがゲストに訪れるということもなく。
原作ゲームの番組はゲームの関連の話題のみ。
ゼノグラの番組はゼノグラアニメの関連の話題のみ。
お互いの作品について、宣伝らしい宣伝は皆無であり、
フリートークでもほとんど触れられてなかったと思います。

「アイドルマスター」の名を持つ、
同じグループ会社の作品なのに。

ちなみに、その年の4月に行われた原作ゲームのライブで発表された
「今後のアイマスの企画」は
ラジオ続くよ、CD出すよ、フィギュア出るよ、
DLC衣装以外もやるよ(アイドラ)、だったようです。
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0704/02/news044.html
………4月からスタートしたばかりの公式のアニメ化である
ゼノグラシアについて な ぜ か 全く言及されていません。
ふっしぎー!!

ゲームのDLC衣装にも
コラボ的なアイテムは一切ありません。
ロボットのアクセサリーとかあるのに。

声優交代や設定の変更は
原作ゲーム側とアニメ側で何がしかのトラブルの末に
起こっているのでは? と思わせる不穏な気配を感じずにいらりょーか。

そんなこんなで。
アイマスアニメ化ヒャッホウ! と喜んだのもつかの間。
声優ちがうわ
ロボットものになってるわ
原作側とアニメ側でなんかこじれてるっぽいわ
ナムコとバンダイ合併しちゃうわ、
期待1割と不安9割(個人の感想です)というかなり香ばしい状況の中、
「『アイドルマスター』の最初のアニメ化」
であるところの『ゼノグラシア』の放映が始まったのでした。


======================================

で、ゼノグラ本編ですが。
これがまぁなんていうか。全26話を最後まで見ると。

設定と声優を変えてロボットアニメにしました、

というよりも。

エヴァ風味のロボットアニメとして企画していた舞Hi-MEの3作目である
「引きこもりロボットに恋する頭のおかしな少女達のお話(悪意)」を
キャラの名前と外観だけ
製作上の言い訳として
アイマスにしたんだよね?

としか思えないアニメになってました。(個人の感想です)
原作ゲーム? なにそれ? そんなの無いですよ?
サンライズはオリジナルアニメ作るのが使命ですから!
ってレベルで原作要素はほぼ完全にスポイルされています。
765プロもトップアイドルを目指す少女達もいません。
キャラの性格もまったくちがう。
あー。真がボクっこで亜美真美が双子で伊織がツンデレ? それくらい?
あと春香が最初の内は時々転んでたか?
胸のサイズが変わってるキャラがいましたけど何の意味があったんですかね。

原作の設定をアニメ化に際して変える事、それ自体はよくある事ですし、
特にギャルゲーなんてそのまんま作るの無理なのはそりゃ理解してます。
むしろ、そういう差異についてあれこれ考察したりするのも
アニメ化の楽しみの一つだとも思うんですが。

なにがしか雰囲気なり要素なりが残ってなければ、それはただ違うものってだけなわけですよ。

ゲームのアイマスっぽさなんてまっっっったくない世界で、ただただ製作上の都合で
名前と外見だけはかろうじて似せられたキャラクター達は、 
むしろ全く違うものであることがより強く強調される結果になってました。(個人の感想です)


いやー、他人様原作の最初のアニメ化をこうも好き放題できるとかすげぇよ!
本当に本当に、本当に「アイドルマスターのアニメ」を
作りたくなかったんだなぁ!
(個人の感想です)
そのくせ舞Hi-MEファンが喜びそうな要素は散見される。
声優のキャスティングとか、キャラ配置とかな。
実際、株主向け?の書類だと
「アイマスをベースにしたオリジナル企画」ってことになってたようです。
web.archive.org/web/20090219114948/http://www.bandaivisual.co.jp/pdf/2007/pr070410-2.pdf
でもどう考えても「アイマスをベースに」って所は嘘です。(個人の感想です)
ガワを最低限アイマスっぽくなるように取り繕っただけです。(個人の感想です)

まあそれでも。
ナルホドこれは今まで見た事ないアニメだ。
原作ぶっちぎってでもこれを表現したかった、
というのであれば気持ちはわかる。
と思うようなアニメならよかったんですけどー………。

良かった点は
声優さんの演技とか、作画…特に背景美術とか
微熱SOSとか、サンライズロボアニソンカバーアルバムとかです。
特に作画が荒れない、という点ではその後のアイマスアニメ含めても一番高水準かも。
ただその分、作画がキレイなのは
ナリオの推敲に時間かけなかったからかなぁ?
って思うくらいキャラの扱い雑! 
お話雑! 
手前らで作った設定ロクに生かせて無い!
なんなのその
恋愛ゴッコ風のオゾマシイナニカ

描きたくてアイマスの初アニメ化を踏み台にしたわけ?
口内炎いっぺんに4つくらいできればいいのに!!!(呪い)
って感じのアレなやつでした。(個人の感想です)

よく「アイマスファンがゼノグラを黒歴史扱いしてる」とか
「見もしないで黒歴史とか言ってくさすのをやめろ」
みたいな意見も見るのですが。そしてその意見はごもっともなんですけど。

「見たら見たで
黒歴史扱いされても
文句言えない内容だろ

(個人の感想です)
と思いますし、なにより。
「アイドルマスターゼノグラシア」の方が
「アイドルマスター」を
黒歴史扱いしたんだよ。


とアイマスファンの俺などは思うわけですよ。

アニメの内容もそうだし、
商業的な周囲の状況もそうだった。
もし、ゼノグラシアが成功していたら、
黒歴史になっていたのは
間違いなく原作ゲームの方だったんですよ。

被害妄想乙、と思う向きもあるかと思いますが。

放映当時の録画が残ってる人いたら確認してみて欲しい。
『アイドルマスター』のTVアニメをやっていて、
バンダイナムコゲームズが提供していて、
DSの平成教育委員会とか
同じXbox360のゲームである『エースコンバット6』や
『トラスティベル』のCMを流しているのにもかかわらず。

原作ゲームの『アイドルマスター』のCMは一秒たりとて流れない。

『アイドルマスター」って企画を大きくするためのTVアニメ化だったはずなのに、
キャラクターの記号だけ取り繕った話も内容もまったく違うアニメが作られ、
その年の初めに発売されたばかりのゲームのCMは流れず。
もっともお手軽で金もかからない宣伝媒体であるはずのラジオでも
お互いの企画の告知もCMもされず、コラボ的な企画のひとつすらない。

もちろんゼノグラシアのDVDやCDのTVCMは流れてました。
それどころか、舞乙Hi-MEのCMとのコラボとかもしてました。
原作のアイマスは1ミリ秒も宣伝しないのに
舞Hi-MEシリーズのコラボCMはする辺り、
ゼノグラ製作陣がどっちのファンに向けて商売してるか
実にわかりやすいですね。

余談ですが。
2008年2月発売のL4UでもTVCMは作られず、
2009年2月に発売されたPSP版のCMで初めてアイマスのTVCMが流れます。

繰り返しになりますが。当時は
「アイドルマスター」の状況は今と全く違います。
アニメ化以外にはアイマスの大きな動きはなにもなく、
4月に3周年ライブをやった以降は
ラジオと、ゲームのDLCが続く、位の展開しかなかったのです。
ソロCDなんて影も形もありませんでした(多分)。
アニメの放送は10月まで続きます。
この状況で、バンダイナムコって会社が
アニメとゲーム、どっちの企画に
重きを置いているように感じるよ?

って話ですよ。
当時のあの状況でゲームの方が優遇されてる、なんて思える人いましたかね?


まー、正直言えば。
色々書いたけど被害妄想こじらせただけの妄言だな、と自分でも思わないでもない。

でもアニメ絡みで原作ゲームの宣伝や告知がほぼ行われなかった事と、
ゲームの方もアニメの宣伝も告知もほぼしなかった事は事実。
てゆっか2017年の今現在も、
ゼノグラシアと原作ゲームのコラボ企画って一つもないんですよ。
ロボットネタ自体はアニメでもゲームでも
何度もやってるにもかかわらず、です。
ミリオンなんて音楽ランティスがやってんのにね。

そんなメディアミックスあり得ないでしょ?
しかも合併したグループ企業の企画ですよ?

この辺バンダイナムコ内部がどんな状況だったのか
どんな事情があってそうなったのか。
実際の所は当たり前ですがわかりません。
アイマスも360版の映像はそれなり話題になってもいた様に思うので、
目をかける人がバンナムに皆無ってこともなかったんじゃないか、って気もするし。
大きい会社だと思うので、特段誰かの意志って訳でもないんだけど
なんかろいろあって結果的に誰も幸せにならない感じになっちゃった、ってことかもしれない。
もう10年も経ってるので、当時内部にいた人が
いい加減その辺ぶっちゃけてくれないかなー、と思っているのですが。

2015年末のスパロボラジオ467回で、
当時「アイドルマスター」って言葉をキーワードにして
クリエイターコラボみたいな形でいろんな企画が動いていた中で、
形になったのがゼノグラだけで、
ホントはアニメとゲームの両軸で、みたいな形にするつもりだった、

的な発言が坂上Pからあったりもしたんですが。
だったら当時からそう言えよ、って話なんだよなぁ。
当時は「大人気アイドルゲームが待望のアニメ化!」って形で宣伝されてたし、
今も見れるゼノのサイトにも「原作ゲームを大胆にアレンジ」って書いてある。
いつからアレンジって言葉が
シカトって意味になったんだ
か、
って感じだけど、それは置いといても、
じゃあなんでお互いの企画をガン無視してたんですか、
って疑問は解消されないよねぇ。
あとさー。当時のナムコに「アイドルマスター」をキーワードにしたいろんな企画、とやらを
回せるような体力があったのか? ってのも疑問なんだよねぇ。
本家のアイマス自体がかなり危うい感じでなんとかかんとかサービス開始までこぎつけた、
みたいな話もちょいちょい聞くし……。
そんな体力がナムコにあったらそもそも合併しねーだろ、とかさ。
アニメのプロデューサーである古里Pのインタビューとも矛盾する気もするし。
まあ10年以上前の話だからね………記憶違いも言えない事も色々あるでしょうけど。


======================================


ともあれ。
結果的にゼノグラシアは原作ファンはもとより
それ以外のアニメファンの人気も獲得できず、
大した話題にもならず、商業的に成功もせず。
そして、それはそのまま
原作の「アイドルマスター」の企画の終了をも意味していた、
と(個人的には)思うのですが。

同時期に起こったニコニコ動画でのアイマスMAD動画が異様に盛り上がり、
それに引っ張られる形で、日本でしか販売されてない360版ゲームの
DLC売り上げがまさかの世界第三位にまで伸びてしまい、
原作ゲームの企画が延命され。
翌年2月に新作ゲーム
(といいつつどう見ても短期間で作ったファン向けお手軽リズムゲー)が発売され、
そのおまけとして作られた
クオリティー的には正直アレ原作準拠のアニメには
サンライズが関わる事もなく。
なんのかんのありつつ現在まで『アイドルマスター』って企画は続いています。

その中でゼノグラは事あるごとに黒歴史として取り上げられ、
もしくは取り上げられず。
そうなればなったで、
公式のそういう扱いにもイラッ☆とするわけです。
たとえばこ-ゆーの。
これ↓バンダイチャンネルのアイマスアニメの関連作品のリンク画面なんですけど。
banca
念のため言っときますが。
ゼノグラシアもバンチャで配信してます。
にもかかわらず、
関連作品としてリンク貼ってねーの。
ゼノグラの方もアイマスにリンク貼られてません。
どこのだれに気を使ってんのか知りませんけど、こ-ゆー事を
よりにもよって「バンダイチャンネル」自らがしてるってのがもうさぁ………。

酷くない?

「なかったことにしてんじゃねーよ!
ゼノからアイマス入ってくれたファンだっているんですYO?」
みたいな気分になるし。
さりとて「アイマスとして見なければ面白いよ」
みたいな擁護の書き込みにも
もちろんイラッ☆とする
という全方位に呪いを吐くような状況になったのでした。俺が。

======================================

ただ、これは完全に自分の偏見ですけど。
いや今までも全部そうっちゃそうですが。
当時のアイマスファンの多くは「あーそんなアニメもあったねー、俺は見てないけど」
位で忘却してると思います。
なぜなら。
しつこいですけどゼノグラシアってアニメには
原作ゲーム「アイドルマスター」の要素が
キャラの外観と名前以外皆無であり、
アイマスのアニメとしては全く楽しめません(個人の感想です)。
そして同時期に、ニコニコ動画で
ゲームの動画を使ったアイマスMADが盛り上がり始め、
多くのアイマスファンはそっちの方を楽しんでたんです。
原作のゲーム映像使った2次創作のMAD動画の方が
よっぽど「自分たちが好きなアイドルマスター」の世界観に近い。
しかも才能ある人がどんどん入ってきて、どんどん表現方法が進化していって、
まさにお祭りだった。
そんな楽しいことが起こってるのに、
公式とはいえキャラの外見と名前以外すべてが違う、
もっといえば
原作ファンに対するサービスが一切ない公式アニメ
わざわざ見る必要があろうか、って話ですわ。

自分友達いないんで、
実際アイマスファンの人らが当時どんな感じだったか、なんてほんとのところはわかんないんですけど。
放映期間中、ネットでもあんま話題になってなかったと思うんですよね……。
炎上すらしない、みたいな……。


放映終わってだいぶたってからの、
ちゆ12歳のブログがちょっともりあがりましたけども
話題になったのってそれ位だったような。
======================================

だいぶすっきりしました。
当時の状況で自分が覚えてるのは大体こんな感じでした。
この後はゼノグラ本編について、書けるかなぁ……。
この文章も実は書き始めたの2013年くらいだったんですけど。
まぁそのうちに。



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